トウキョウソナタ
『トウキョウソナタ』・・・2008年カンヌ映画祭 「ある視点部門」審査員賞を受賞した作品。
東京に暮らす、ごく普通の家族がたどる崩壊から再生までの道のりを、家族のきずなをテーマに見つめ直した人間ドラマ。累積したうそや疑心暗鬼などにより、ありふれた家庭を壊していくさまを現代社会を映す鏡として描いている。出演は香川照之・小泉今日子・役所広司・津田寛治・井川遥など芸達者が揃っている。
【あらすじ】
リストラされたことを家族に打ち明けられずにいる父・竜平(香川照之)。ドーナツを作っても食べてもらえない母・恵(小泉今日子)。米軍へ入隊する兄。こっそりピアノを習う弟。何もおかしいものなんてなかったはずなのに、いつの間にか深まる家族の溝。それでも、みんながみんなを思いやるとき、バラバラの不協和音が一つの旋律に変わる――。
二男の弾くドビッシーの「月の光」が流れるラストシーン、そして親子三人が静かに家に帰っていく・・・普通なら「めでたし、めでたし」なのだが、「まだまだ、家族の中でかみ合わないところがありそう」と感じたのは私だけだろうか。
話の本筋からは外れるが、私が気になったのは、父親が再就職のためにハローワークに行ったり、面接に行ったときの質問:「あなたは何ができますか?」「あなたは会社のためにどんなことをしてくれますか?」「46歳では再就職は難しいですよ。おわかりですか?」
以前の勤務先が業績不振で、本社・大阪・物流センターの建物を売却し、400人の希望退職を募集するとのリストラ案が発表された。NHKのニュースでも取り上げられていた。今朝、以前の同僚から、「たぶん残れないと思います」という弱気なメールをもらっただけに、その場面がやけに気になった。
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